雷鳴山の迷宮 第5回前編 (D&D4E)

前回、話し声が聞こえる扉の前で突入しようという決意を固めた冒険者たち。

中で待つものは誰か!
今回はボス戦からスタートなのでヒジョーに長くなってます。

(注意! 公式シナリオ「雷鳴山の迷宮」のネタバレを多大に含んでいる上に
 今回はボス戦で長くなっております!!)

角砦のボスに挑むメンバーは以下
 
アンク(ドラゴンボーン・男・ファイター(ウェポンマスター)Lv.4→5)
脳筋派の急先鋒だったが、レベルアップをくり返すうち、もっぱらDMを挑発する係になった。
凶悪なのはマーク能力と「ファイターの標的」だが、ダイス目次第で活躍の浮き沈みが激しい。
前回の雪辱なるか!

ゲルノク(ドワーフ・男・パラディン Lv.4→5)
ドワーフのパラディンといやあ、昔はベタな冒険者だったんだが、今ではすっかり地味なビルドに。
自分探しがトレンドだったが、最近はちゃんとフィールドにいる。
趣味は冒険者を拾ってくること。悩みはヒゲ。
録音を聞き直したら、レイ・オン・ハンズの回数がいい加減だったので次回から気をつけるように。

ヒノ(ヒューマン・男・ウォーロード Lv.4→5)
前回から引き続きヒノの参加。
バトル・スタンダード(戦旗)とコマンダーズ・ストライクを駆使し、
本人は特にダイスを振らなくてもなんとかなる系の指揮役。
今回、その真価が発揮される形に。

ニスロク(ヒューマン・女・ウォーロック(地獄) Lv.4→5)
敵を呪ってはエルドリッチ・ブラストってる地獄ウォーロック
死んだ敵から一時hp獲得でヌルヌルおいしいです。
積極的にツッコミ役を買って出ていた。
 
マーノ(ヒューマン・女・ウィザード(アーケイニスト) Lv.4→5)
その独特な言い回しで戦場を混乱に陥れるウィザード。
寝転がりながら足の間からクラウド・オヴ・ダガーズおいしいです。
焼夷炸裂が読めないから再訓練しようかな……とか言ってた。そんな理由……!?
レベルが上がって取った魔法がこれまたとんでもないものだった。
 
ディピードロ(ティーフリング・女・クレリック(テンプラー) Lv.4→5)
今日も知識(金)を追い求めるクレリック
言ってることは奇抜で面白いが、回復能力は非常に高くDMとしては非常に微妙。
今回も一発目から名言が飛び出していた。
 
ホガー(ハーフオーク・男・ファイター(スレイヤー) Lv.4→5)
自分を捜しに行くはずだったゲルノクのヘルプを頼んだら、また脳筋が送り込まれてきた!
ロングボウ主体で戦いながら、グレートアックスに持ち替えて近接戦闘もできるという
マルチレンジ撃破役ファイターの誕生だ。
目立ってないが、地味に地味に活躍していた。




ディピードロ「カネの匂いがする!」

そんな扉の前で二の足を踏む冒険者たちにラビリンスを冒険していたハーフオークのスレイヤー、ホガーが合流した。
扉の前で陣形を組む冒険者たち。
アンク「で、行けるだろう、いっちまえいうことになったんだっけ……?」
マーノ「という空気にはなったんだよね……。」
アンク「冷静に考えると行けないんじゃないか?」
ディピードロ「中にいるのは一人?」
DM「声が聞こえるのは一人。」

相手がマジックユーザー相手なら範囲攻撃が怖いだの、色々と予想はするが決まらない。
アンク「もういいんじゃないか、やっちまえで。」
ゲルノク「まぁ、いいんじゃないすか、突入するで。」
アンク「まぁ、ぶち破るでいいか。いつもの通りですよ!」

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扉を開けると暖炉が設えられている部屋にドゥエルガルが数人待ち構えていた。
マーケルモール「なんだぁ?貴様らは。」
ゲルノク「何だと言われても。」
ヒノ(ゲルノクの真似で)「ワシじゃ!」
ゲルノク「ワシが良いドワーフじゃ!」
ドゥエルガル「なに?!ドワーフだと!殺せ殺せ!」
アンク「いつものパターンじゃないか!」
マーケルモール「ほほう、ドワーフとは、グリマーズール氏族に挑戦する気か。」
ディピードロ「貴方たちの計画はここで潰える!」
マーケルモール「ふん!大した自信だが、大口の代償は体で払ってもらおうか!」
ディピードロ「やめて!」
マーケルモール「いちいちムカつくティーフリングだな!

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ここでドゥエルガルの知識判定。ドゥエルガルがビアード・クゥイルを持っている。
DM「ドゥエルガルは、ヒゲの毒針を飛ばす。」
ディピードロ「(小声で)ゲルノクのヒゲは飛ばないの?」
ゲルノク「(ボヤくように)俺ねぇヒゲは飛ばないんですよねぇ……。」

さて、今回は見慣れない異形が戦場に漂っている。
DM「えー、こいつはビホルダー・ガウスだ。」
ディピードロ「何処までが名前?」
DM「ビホルダーのガウス種だ。」
マーノ「(ミニチュアの裏を見ながら)ホントだ、ガウスって書いてある。」
 
戦闘はイニシアチブ強化と戦闘司令官の補助を受けたスレイヤーのホガーが戦端を開く。
矢が飛ぶもACを抜けず。
 
突撃兵は遅らせ、マーケルモールが前に出る。
アンクにヒゲ針!命中し、攻撃に-2のペナルティ。
ヒノ「またアンクは当てられないのか?」
アンクのダイス、前回は散々だったからね……。
マーノ「マーケルモールとシーアージを巻き込んで範囲魔法。両方命中。」
マーケルモールとシーアージが魔法を受けて打ち倒される。
しかし、倒れたシーアージは立ち上がり階段の上に駆け上がった。

アンク「じゃあ5×5ドラゴンブレス。」
ここでDMが嫌な顔をしたらしく笑いが起きている。
部屋全体を巻き込んでブレスが吐き出され、ダメージがてらマークが入る。
このマークが正直面倒くさい。
アンク「毒のセーブ。成功。」
ヒノ「アンクにコマンダーズストライク。」
アンク「殴ってマークって取れる?」
DM「取れないんじゃね?」
アンク「24ACで当たって7。」
ヒノ「ダメージに+5です。」
アンク「じゃあ12。」
ヒノのおかげで手数が増える。面倒じゃのう。
 
ゲルノクの手番。
ゲルノク「殴りたいんだよなぁ。」
伏せ状態の敵の横を抜けるかどうか悩み、機会攻撃は避けて移動。
ゲルノク「ボルスタリングストライク!あ!(出目1)」
ファンブル一番乗りはゲルノク。
ゲルノク「じゃあ、マイナーでディバイン・チャレンジ。」
DM「ち、覚えてやがる。」
ゲルノク「学びましたよ。」

ディピードロ「セイクリッド・フレイム!7ダメで5の一時hp。」
ドゥエルガルの突撃兵は機会攻撃を受けて後列の攻撃を狙う。
アンクの卓越の戦士を受け、移動アクションを潰されるも、標準アクションで無理矢理後列へ。
マイナーアクションでヒゲ針を飛ばす。
後衛キャラにはよく当たるぜ!
 
ここでついにビホルダー・ガウスがついに動く!
アンクにテレキネティック・レイ!
DM「27まで頑健。」
アンク「命中!」
DM「4マス横滑りさせる。」
アンク「ドワーヴン・グリーヴで横滑りしないよ。」
DMがウンザリした顔をしたらしく笑い声が起きている。
DM「2本目のビーム!ヒノにヒットして減速(状態)!セーブ終了でセーブに失敗すると寝る。」
ヒノを寝かす可能性が出てきた。
DM「さらに!中央の目が輝いてビームが飛ぶ!(マイナー・アクション)」
一同「またー?!」
移動アクションをマイナーアクションに変更し、2発打ってやっとゲルノクに命中しゲルノクが動けない状態に!
 
ドゥエルガルのシーアージはブリムストーン・ヘイルを後衛に命中させ、バタバタと伏せ状態にする。
ヒノ「起き上がらないで移動する場合は何かない?コロコロコロー!みたいな。」
DM「這い進みができる。」
ヒノ「起き上がってもまた寝る可能性があるんだよね。旗(バトル・スタンダード)を立てる。セーブは失敗。」
ヒノが寝た。
DM「ヒノ殺れるんじゃね?」

一方、ビホルダーのビームで足が止まったゲルノクは攻撃に悩む。
ゲルノク「遠隔5 単体1って5マス以内の敵一人?」
アンク「遠隔だと機会攻撃あるよ。」
ゲルノク「じゃあシールディング・スマイト。攻撃は外れてACのボーナスはヒノに。」
ディピードロ「ビーコン・オヴ・ホープ!敵には外れたけど、範囲内の味方は5hp回復!」
地味ーに地味ーに回復される。
 
突撃兵は機会攻撃を受けながら寝ているヒノに攻撃する。
DM「突撃兵はAC14まで命中。」
ヒノ「当たんないでやんの。あ、寝言寝言。」
DM「あれ?寝てるじゃん、自動命中だよ。」
アンクのパリィ・アンド・リポストを食らったりしてるが。
DM「そうする(アンクのパリィ・アンド・リポストを受ける)と彼の身体はムクムクムクと膨らむ。」
アンク「変身した?!」
マーノ「もうダメだ(笑)」
膨らむ突撃兵に喜ぶ一行。

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ターンが回ってきたガウスはついにテレキネティックレイをゲルノクに命中させた。
DM「横滑りさせて暖炉に放り込む!」
ゲルノク「熱い!熱い!」
DM「さらにセントラル・アイで動けない状態に!コンボだぜ。」
ゲルノク「一人コンボうぜー!」(画面下の暖炉に入ってるのがゲルノク)

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ここで遅れていたニスロクが戦線に加わる。
 
ホガーにターンが回って動きに悩む。
しかし後列にきた突撃兵をなんとしないとならないと判断し、突撃した。
ホガー「もろもろ当たって25ダメージ!」
DM「まだ生きてるけど。」
アンク「ニスロクがとどめをさせばいいんだよ!」
ディピードロ「[火]に耐性のない敵はわからない?」
DM「そこまで知識判定で抜けなかったね。」
ディピードロ「あの目玉なんか蒸発しそうじゃない?目玉は水分だし。」
DM「D&D世界の目玉(ビホルダー)は違うんだよ!固いんだよ。」

戦線に加わったニスロクは、ヴァンピリック・エンブレイスを撃つもダイス目が奮わず。
なんとか突撃兵を落とそうと頑張るもPLたちのダイス目が奮わず…。
とかやってたら、ヒノがセーブして起きてしまった。あんまり攻撃できなかった。
 
そして回ったゲルノクのターン。
DM「暖炉に入ってるゲルノクは2d10の[火]ダメージ。」
ゲルノク「2d10!?アチチチチ!!!死んじゃうよ。」
かてて加えて、動けない状態。
ゲルノク「イマイチ使ったことない、オン・ペイン・オヴ・デスを使うか!」
ダイスが悪くマーケルモールにオン・ペイン・オヴ・デスがさく裂せず。半減ダメージと継続ダメージが小規模に入るも、継続ダメージのことをすっかり忘れていた、スマン!
 
倒れてギリギリまで削られたヒノにディピードロから回復が飛ぶ。
ディピードロ「本来の回復力に加えて15点追加で回復。」
アンクの巻いていたベルトの効果まで含めて全快。
なんだそれ……。
さらにディピードロはシフトしセイクリッド・フレイム。
ディピードロ「6点…(バトル・スタンダード含めて)7。」
これで突撃兵を落とされる。
セイクリッド・フレイムの効果でゲルノクに一時hpがついた。
DM「モールで殴る……ダメだ、2振った。」
アンク「泣いて帰れ。」
ここが家なんだが……。
突撃兵頑張れず。
 
ガウスは、ゲルノクが見えなくなったのでアンクにビームするも、出目が低く。
ヒノを動けない状態にするくらいで終わり。
ここでゲルノクを視界に入れるように動くんだったかな…。

ホガーが突撃兵にフロスト・グレートアックスで初クリティカル!
突撃兵が一気に重傷にされた。またムクムクと膨らむ突撃兵。
アンク「アクション・ポイントで殴りましょう。」
ホガー「アクション・ポイントという仕組みがあったんだっけ。」
ヒノ「アクション・ポイントで攻撃するとウォーロードの効果で色々載るよ。」
ウゲー。膨らんでからが本番なんだが、膨らむと目の敵にされるので、活躍せずに終わるんだよね。
ヒノ「俺、寝ててもみんなが活躍してくれるんだな。」

f:id:mousou_denka:20120920201901p:plain膨らんだ突撃兵氏

ニスロクのエルドリッジ・ブラストが命中し、突撃兵を落とした!ウォーロードのバックアップひでえ。
 
マーケルモールは、フィアサム・スマイトでなんとかアンクを暖炉に入れようと頑張る。
アンク「グリーヴだって。」
DM「それ1回でおわりじゃん?」
アンク「あれ?じゃあ動く。」
DM「アクション・ポイント!……マーケルモール終わり!
出目3では流石に当たるはずもないのだ。アンクを少し動かしただけだった。

マーノ「ショックスフィアー!呪文範囲拡大でガウスを巻き込む。」
DM「あやしげな特技を取らないで欲しいね……。」
かなり色々と変えられたウィザードだが、秘術の書の特技を取ると3版的な魔法が使えるようになってる気がする。

シーアージに回ったので、パワーをチャージしようと頑張る。
DM「5、6でチャージは……しないね。」
ホガー「殿下、今日出目ダメダメじゃん?」
DM「いや、まあ、平常運転ですよ。」
代わりにヴァイル・ヒュームズで後衛の視界を奪う。
総合的に見ると、今回は攻撃ロールが奮ってる。ダメージダイスがまあまあ。

ヒノ「じゃあ遠隔・10で、ナイツ・ムーブで味方を移動させます!」
ゲルノク「お願いします!」
ヒノ「じゃあ、ゲルノク。」
ゲルノク「あー(暖炉から)出た」
アンク「(ヒノに)起き上がる?」
ヒノ「立ちあがら…ないですよぉ。ゲルノクにコマンダーズ・ストライク!」
ディピードロ「自分は寝たままで人を働かせる!」
ゲルノク「ハッ了解しました!!攻撃します!」
ヒノ「マイナーが残ってるけど、誰回復する?マーノ?」
マーノ「私、撃つもの撃ったし、死んだっていいよ。」
一同「「イヤイヤイヤ!」」
インスパイアリング・ワードが飛んでマーノが回復。
パワーを使い切った制御役ってこっちからは殴りたくないし、でも放っておくとダメージは来るしで困る。

ターンがゲルノクに回ると。
ゲルノク「もう一回行動できるのか……。」
ディピードロ「こっちが本番だし!」
ゲルノク「行くぞー。」
DM「反対側(の暖炉)に入れてやるし!」
一回攻撃を外すものの、アクション・ポイントを入れて再びボルスタリング・ストライク。
DM「まだ重傷じゃない。」
アンク「まだ重傷じゃないの?!」
DM「仮にも砦のボスだよ?」
 
ディピードロ「盲目は爆発にペナルティある?」
DM「噴射は無いかな。」
一同「爆発はあるんだ。」
遠隔のパワーは視線が通らないとダメだからね……。
近接・爆発なら盲目のペナルティは無い。
ディピードロがディバイン・グロウを放ち、味方にバフを与える。残念ながらドゥエルガルには当たらなかった。
 
ガウスのターン再び。
DM「テレキネティックビーム!ゲルノクを暖炉に放り込む。」
一同「あー。」
DM「ダメージ、ダメージ、ダメージを出さないとダメなんだよ。」
アンク「あんた、前のクレリックと同じだよ。」
DM「ファイアレイ!アンクに13[火]ダメージ!」
アンク「軽減して8ダメージ。」
ホント、ダメージキーワードに火とかやめて欲しいですね。

ホガーとニスロクがマーケルモールにちょいちょいダメージを入れる。
ガウスを落とすのが良いか悩んでいる一行。
シーアージのターン!
DM「シーアージ。」
一同「いたね、そんなの。」
実はシーアージ、今回かなり活躍してるんだが、何故か忘れられがちなんだよな。
部屋の中で叱られてたからだろうか。
 
アンクは殴って位置取り。
そして回ってヒノ。
ヒノ「ついに……立つか。」
ディピードロ「ヒノついに立つ!」
ヒノ「おお、視点が高い。」
そして、コマンダーズ・ストライクでアンクが強烈な一撃をマーケルモールに加える。これでやっとマーケルモールは重傷に。
ダメージボーナスはやり過ぎじゃないですかね。

ゲルノクは再び暖炉の中からスタート。
DM「2d10のダメージね。」
ゲルノク「6点。で、動けない。」
ヒノ「hp足りてる?」
ゲルノク「足りてる。コール・トゥ・アームズでガウスを暖炉に引っ張りこむ!意思24!」
DM(崩れ落ちる)「命中」

f:id:mousou_denka:20120920201948p:plainあつい二人

ヒノ「この戦いはあつい!」
ニスロク「暖炉の中で熱い戦いを。」
ゲルノク「で、二次攻撃があるんですが。こっちはハズレ。で、ディバイン・チャレンジ」
ホガー「これ誰かここまで来たら出られないんじゃない。」
ゲルノク「炎で殺しましょう。」
 
ディピードロ「ヒム・オヴ・リサージャンス!」
アンク「クリティカルしたね。」
ディピードロ「でもダメージ出ないの。味方に一時hp。で、マーケルモールはヒットすると転倒。」

で、ガウス。
DM「暖炉のダメージ16点…。」
一同「アハハハハ。」
ゲルノク「炎の中でみつめあってますが。」
DM「移動アクション!」
機会攻撃を受けながら暖炉から出た。
キネティックビームでアンクを暖炉に放り込む。
 
ホガー「目ん玉撃つか。12点」
これでガウスが重傷に。
ホガー「計算難しいな……。」
DM「慣れれば早くなりますよ。」

ニスロクはエルドリッジ・ブラストで削り。
マーケルモールは機会攻撃を一身に受けて歩き始めた。
ディピードロ「伏せ!」
アンク「暖炉でこけてる。」
DM「いや、外で受けてるから転ぶのは外だな。」
ホガー「惜しかった。」
DM「惜しくねえよ!」
ヒノ「しかしわざわざ暖炉の中に?」
マーケルモール「お前ら!ワシが逃げるのを援護せい!」
重傷になったマーケルモールは隠し通路から逃げようとしていたのだ。
アンク「入り口側に立ってるのに?」
DM「そうなんだよね……。」
遭遇を開始しても全員部屋の中に入ってきてくれなかったので、入り口側にはまだ冒険者たちが立っていたのだ。
まぁ、折角だし逃げるか……としていたのだが、伏せ状態に。

マーノ「落とすならどっち?」
ディピードロ「マーケルモールに当たれば伏せます!」
マーノ「じゃあ、モールにクラウド・オヴ・ダガーズ。(コロコロ)」
一同「「オーー↓。」」
出目で1が出た。
マーノ「アクション・ポイント!」
一同「「オーー↓。」」
また悪かった。

ゲルノク「こんなにつらい戦闘初めてかもしれない。」
アンク「洗濯機(トラップ部屋)以来だな。
マーノ「あれはつらかった。」
ニスロク「洗濯機は敵はいなかったけどね。」
ヒノ「火とか水に弱い(笑)
洗濯機のトラウマ再び。
アンク「暖炉が怖い。」
ニスロク「暖炉の方が怖いと言われてる他のモンスターの立場は。」
DM「暖炉を活かすためにガウス入れたんじゃないか!」

ヒノ「ここに移動したいんだけど、機会攻撃あるよね。」
DM「機会攻撃はあるけど、アンクはファイターの標的が使えるよ。」
ファイターの標的ははずれ、マーケルモールの機会攻撃は命中した。
ヒノ「リーフ・オン・ザ・ウィンド!命中して、ゲルノクの場所を入れ替え!」
ゲルノク「どういう魔法なんですか。」
ヒノ「魔法で入れ替えます!」
ガウスとゲルノクが入れ替えられ、暖炉の中にガウスちゃんが再び叩き込まれる!
 
ゲルノク「もう押し込みで速攻で殴るしかないでしょう。」
アンク「でも回復欲しい人いるでしょう。」
ヒノ「俺重傷。」
ホガー「あ俺も重傷だ。」
マーノ「重傷。」
ディピードロ「私も重傷。」
ゲルノク「はい、並んで並んで。」
重傷マーカーがミニチュアにかけられていく。
シーアージが地味に地味にダメージを重ねていた。
アンク「ヒノの方が危ない」
ニスロク「みんなポーションとか持ってなかったっけ。」
アンク「この前飲んだ。ワサワサ出てきて、全部飲んだ。」
ゲルノクはマーケルモールを殴り転ばせる。
立ち上がっては転倒し、立ち上がっては伏せ……。

ディピードロ「どっちを狙った方がいいですかね。」
アンク「ビホルダーは、炙って殺せるんじゃない?」
ディピードロ「でもまあ、先に倒した方がいいかも。セイクリッド・フレイム。出目4。」
一同「「オーー。」」
ディピードロ「アクション・ポイントが残ってるんだな。もう一度セイクリッド・フレイム。今度は命中。アンクに一時hp。ヒノにヒーリング・ワード、お、最大。回復力値+15。


次はガウス。
アンク「おう、燃えとけよ。」
一同「「おうおう、おうおう!」」
DM「(コロコロ)暖炉のダメージ8点。」
アンク「85。(総ダメ)」
DM「まだ生きてる。前をどかそう。テレキネティック・レイ、ゲルノクに21頑健。ビシュー。(横滑りさせる)」
DM「もう一本あるんだけど…。(効果線を引くとアンクのミニチュアが邪魔をする)」
アンク「邪魔者扱いすんなよ!」
DM「仕方ない……アンクかな…。エキゾーション・レイ。7点の[死霊]ダメージ。」
アンク「5点軽減して2点。」
ホガー「なんか凄い硬いよ。」
DM「そうだった……。移動します。」
アンク「おう、機会攻撃。15点
ヒノ「機会攻撃。8点。」
アンク「23点で、全部で100超えるよ。生きてる?」
DM「おう、足してみろや!(アンク「108点」)死んだよ!」

マーケルモールは立ち上がって再び逃げる体制に。
ディピードロ「シーアージは?」
アンク「空気でしょう。」
シーアージさん……。
ホガーに地味ダメージをいれて、残り15まで落とす。
 
ここからは逃げようとするマーケルモールさんにみんなが追いすがって殴りはじめている。
ヒノがコマンダーズ・ストライクするのがホント困る。
 
アンク「押しやりって無い?」
DM「押しやりは相手の頑健に攻撃して、1マス動かせる。」
暖炉に押し込めるつもりらしい。
ディピードロ「回復いる?いらなさそうならセイクリッド・フレイム。ハズレ。」
マーケルモール「フン!そんなヘナチョコ炎、ワシには当たらないわ!」
ディピードロ「炎じゃないもん!光だもん!」
マーノ「そこかー?」
一同「「そこ……?」」

ディピードロ「降伏してもええんやで。」
マーケルモール「グリマーズール氏族に降伏は無い!」
DM「とは言え……。」
一同がここで笑っている。DMが憔悴した顔をしていたのだろうか。
DM「移動する!」
一同「「機会攻撃!」」
アンク「あ、ダメだ。」
ゲルノク「あ、ダメだ。」
ヒノ「あ、ダメだ。」
DM「そうするとだね、暖炉の奥にある扉をガラガラと開けて逃げる。」
とは言え、こちら側に回っても味方はいないし、入り口に冒険者は詰まってるしで正直打開できないんだよね。
アンク「ホガーびっくりだ。」
 
マーケルモールがホガーに削られたり、マーノに削られたりしたが回ってシーアージのターン!
アンク「いたねぇ。」
マーノ「いたねぇ。」
DM「くそ、前に出てウェイブ・オヴ・ディスペアー。命中したお友達は5点の[精神]ダメージと幻惑(セ・終)。」
ここでシーアージがんばった。アクションをまとめて奪うことができたのは美味しい。

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ディピードロ「(hp)ゼロ!」
一同「「??」」
アンク「hp0になったの?」
ディピードロがウェイブ・オヴ・ディスペアーで気絶するほどまでに。
DM「ターンが来る度にデス・セーヴね。3アウトでコンプリート・デス。」
 
地味にウェイブ・オヴ・ディスペアーの幻惑が効いており、しかも減速という逆境に悩む冒険者たち。
ゲルノク「これ、シーアージ落とす……?」
アンク「シーアージ落としても仕方ないから……セーブ成功するかも知れないし移動するだけ移動しておいて。」
ゲルノク、透明プラスチックの蓋の向こうにおいてあったダイスを取ろうとする。
ゲルノク「(ガツッ)ああ……。」
 
ディピードロがデス・セーブで持ちこたえてたりしたが、ホガーの番。
DM「〈看破〉してみて。」
ホガー「なんで?」
DM「まあいいから。(結果を見て)うん、じゃあ君はマーケルモールのhpは残りわずかであることが分かる。」
ホガー「まあ、とりあえず殴る。」
ホガーの攻撃は外すものの、マーケルモールの番。
DM「この位置だと……シフトしてもまだ機会攻撃受けるんだよな……。普通に移動します。」
ホガー「いくぜい!機会攻撃!AC24ヒットして14点」
DM「死んだ。」
ディピードロ「マーケルモール終わったらマーノ。」
マーノ「お、おう!」
一同「「おうおう」」
アンク「シーアージは?」
DM「シーアージは降伏するでしょう……。マーケルモールは血を流して倒れ、角砦を支配していたドゥエルガルのリーダーは死んだ。」
 
ディピードロ「じゃあ」
一同「「漁る!!」」
DM「えーと、Lv.10とLv.8のマジック・アイテムが得られるのと、Lv.6のマジック・アイテムを人数分という選択肢を用意した。」
人数が多いのもあり、Lv.6のマジック・アイテムを人数分配布。
 
後編へ続く!!!