雷鳴山の迷宮 第5回後編 (D&D4E)

前回、話し声が聞こえる扉の前で突入しようという決意を固めた冒険者たち。

中で待つものは誰か!
今回はボス戦からスタートなのでヒジョーに長くなってます。

(注意! 公式シナリオ「雷鳴山の迷宮」のネタバレを多大に含んでいる上に
 今回はボス戦で長くなっております!!)

角砦のボスに挑むメンバーは以下
 
アンク(ドラゴンボーン・男・ファイター(ウェポンマスター)Lv.4→5)
脳筋派の急先鋒だったが、レベルアップをくり返すうち、もっぱらDMを挑発する係になった。
凶悪なのはマーク能力と「ファイターの標的」だが、ダイス目次第で活躍の浮き沈みが激しい。
前回の雪辱なるか!

ゲルノク(ドワーフ・男・パラディン Lv.4→5)
ドワーフのパラディンといやあ、昔はベタな冒険者だったんだが、今ではすっかり地味なビルドに。
自分探しがトレンドだったが、最近はちゃんとフィールドにいる。
趣味は冒険者を拾ってくること。悩みはヒゲ。
録音を聞き直したら、レイ・オン・ハンズの回数がいい加減だったので次回から気をつけるように。

ヒノ(ヒューマン・男・ウォーロード Lv.4→5)
前回から引き続きヒノの参加。
バトル・スタンダード(戦旗)とコマンダーズ・ストライクを駆使し、
本人は特にダイスを振らなくてもなんとかなる系の指揮役。
今回、その真価が発揮される形に。

ニスロク(ヒューマン・女・ウォーロック(地獄) Lv.4→5)
敵を呪ってはエルドリッチ・ブラストってる地獄ウォーロック
死んだ敵から一時hp獲得でヌルヌルおいしいです。
積極的にツッコミ役を買って出ていた。
 
マーノ(ヒューマン・女・ウィザード(アーケイニスト) Lv.4→5)
その独特な言い回しで戦場を混乱に陥れるウィザード。
寝転がりながら足の間からクラウド・オヴ・ダガーズおいしいです。
焼夷炸裂が読めないから再訓練しようかな……とか言ってた。そんな理由……!?
レベルが上がって取った魔法がこれまたとんでもないものだった。
 
ディピードロ(ティーフリング・女・クレリック(テンプラー) Lv.4→5)
今日も知識(金)を追い求めるクレリック
言ってることは奇抜で面白いが、回復能力は非常に高くDMとしては非常に微妙。
今回も一発目から名言が飛び出していた。
 
ホガー(ハーフオーク・男・ファイター(スレイヤー) Lv.4→5)
自分を捜しに行くはずだったゲルノクのヘルプを頼んだら、また脳筋が送り込まれてきた!
ロングボウ主体で戦いながら、グレートアックスに持ち替えて近接戦闘もできるという
マルチレンジ撃破役ファイターの誕生だ。
目立ってないが、地味に地味に活躍していた。
 

DM「えー、角砦を攻略し、冬越村の捕らえられていた人たちを解放した君たちは、七柱の大広間へと戻り、
   まあ、半月亭にでも泊まったのだろう。」
DM「翌朝、レンディルくんが君たちの部屋に押し掛けてくる。
   レンディル『すごいよ、君たち!あのグリマーズール氏族をやっつけるなんてさ!
         やつら、血相を変えて七柱の大広間から引き上げて行ったよ。』」
ゲルノク「俺、そいつと会った事ないんだよね……。ポカーンとしている。」
DM「レンディル『君たちみたいな英雄が泊まってるなんて、僕も鼻が高いよ!』」
ゲルノク「ヒゲはチリチリになっとるけどね……。」
DM「まあ、じゃあ七柱の大広間でなんかやりたい事がある人。」
アンク「まあ、依頼を受けたオロントールには報告した方が良いと思うんだよね。
    角砦にはパルデマールはいなかったと。」
DM「ああ、じゃあ、オロントールではですね……。」
(モノグラム少佐を見せる)
一同「「えーーー。」」
マーノ「思ったより現代的だった。」
DM「ちなみにパルデマールはこれ。」
(ドゥーフェンシュマーツ博士を見せる)
一同「「ええーーーー。」」
ゲルノク「でも、確かに悪そう。」
アンク「で、まあ、角砦にはパルデマールはいませんでした。」
DM「オロントール『そうか……しかしさらわれた人たちを追い続ければヤツのシッポが掴めるに違いない。』」
アンク「次は黒牙族についてなんか情報はありませんか。」
オロントール「おお、ラビリンスの奥に潜むノールの一団だ。デーモン崇拝にかぶれているし、奴らに関わるとろくなことにならん。」
ディピードロ「もうちょっとヒントとかありませんか。」
オロントール「詳しい事はわからんね。ラビリンスをうろつけば何か分かるかもしれないが。」
アンク「誰か、ラビリンスに詳しい人とか紹介してもらえませんか?」
オロントール「なるほど……だが、正直なところ次のイベントが起こらなければ詳しい事はわからんのだ!
一同「「ええーー!?」」
マーノ「なんかシステム的な話しされたよ?!」
ヒノ「神様の声が(笑)」
アンク「神様がそういうなら仕方ないね……。」
ヒノ「やべえ、チュートリアルが入ったよ。」
第1回でそれとなく色々な話しをしたが、うまく伝えられなかったので今回はダイレクトにアドバイスをw
無駄な時間使うくらいならもうこれくらい言っちゃって良いと思った。
 
ニスロク「じゃあ、再びラビリンスに入らないと仕方ないね……。ポーションとか買おう。」
ディピードロ「ポーションっていくら?」
DM「500gpくらいじゃん?」
ディピードロ「PHB貸して……50gpじゃん!!」
 
DM「まあ、そうやって君たちが買い物をしているとだね……、コボルドが近付いてきた。」
チャラック「チャラック頼まれた!チャラック手紙渡す頼まれた!誰がもらう?」
マーノ「コボルドは良いものですよ……コボルドは保護せねばならぬ。」
ニスロク「可愛いから?」
マーノ「可愛いから。」
ディピードロ「その手紙は何語で書かれているのかな?」
チャラック「チャラック文字読めない!」
ディピードロ「役立たずめ!」
マーノ「うんうん(満足そう)」
アンク「じゃあ、受け取る。」
DM「そうすると、コボルドはいなくなってしまう。」
マーノ「お駄賃はいらないのかな……?」
 
アンク「中を読む。」
DM「差出人の署名はなく、中にはこう書かれていた。
ドゥエルガルを倒した貴君らの手腕見事という他無い。
何を隠そう私は裏で糸引く悪の組織の中枢に位置するもの。」
ニスロク「自分で言っちゃった。」
一同「おおーー!」」
DM「じつはかねてより悪の組織より足を洗う方法を探していたのだ。」
一同「「おおーー!」」
ディピードロ「なんか、めっちゃ信じちゃってるけど、大丈夫?!」
ホガー「めっちゃ罠っぽい」
DM「ついては以下の場所にて面会されたし。といって、地図が付いているね。」
ディピードロ「めっちゃ罠っぽいけど大丈夫?」
アンク「まあ、罠なら蹴散らすだけだし。」
罠にかかるにしても特に策は弄さない!それが脳筋
 
そんなこんなで遭遇の準備。
フリップマットに部屋を書き書き。

DM「まぁ、指定された場所へ行くと、こんな洞窟だ。」
ヒノ「なんか禍々しいものがいるんだが。」
マーノ「それは私の使い魔。」
アンク「使い魔?!」
マーノ「新しい先生。」
ニスロク「新しい先生か……。」
マーノはレベルアップでアビサル・モーを配下に加えていた。
DM「洞窟の中に進むと、身を潜めていたクリーチャーが躍りかかってきた!しまったこれは罠だ。」
一同「「ああー。」」
ディピードロ「罠かー。(棒)
ニスロク「罠かー。罠つれーわー。(棒)
襲いかかってきたのは、ティーフリングの異端者と激怒するティーフリング、ブロンズ・ウォーダーだ(棒)
 
DM「じゃあ、イニシアチブ。」

1ラウンド目は岩棚から異端者が呪いをかけたり、ウォーダーが岩を押すものの途中で止まったりしてた。

ホガー「じゃあ、とりあえず、登るか。成功!アックスに持ち替えて、近接。パワーストライクして21。」
一同「「おおー。」」
ディピードロ「次は異端者。」
DM「あ!ああーー!」
ホガー「なんか色々忘れてたらしい。」
DM「異端者は遠隔パワー。ウォーダーはランページ!」
ヒノを打ち倒しながら踏み荒らす!
DM「アックススイープ!当たった人は継続ダメージ。出血による継続ダメージなんだよね。」
ディピードロ「セーブ?セーブで出血止まるのか。」
ホガー「便利な世界だな。」

ゲルノク「上にいるヤツを引っ張り出しますか。コール・トゥ・アームズ!」
DM「命中。引っ張りおろされた。」
マーノ「モー先生はどうしようかな。ウォーダーにスリープは効かなさそう。」
DM「ブロンズ・ウォーダーは魅了、恐怖、毒に完全耐性。」
マーノ「じゃあ、ほっといていいかね、オーブマスターズなんとかかんとか……。」
DM「難しい!」
マーノ「焼夷炸裂。命中、12力場ダメージ、で伏せ状態。」
DM「異端者、重傷。」
ニスロク「じゅう!しょう!(マーカーをかけながら)」

ニスロクは近い異端者を呪いながら、エルドリッチ・ブラストっていた。伏せ状態だしね。
アンク「殴る。ブチギレティーフリング。」
DM「死んだ……。ブチギレティーフリングとはなんだったのか。」
 
そして、ターン回ってヒノ!
ヒノ「立ち上がる。今回は立ち上がるよー!しかし、何しようかな。アンクにコマンダーズ・ストライク。」
アンク「ウォーダーにAC18。」
DM「当たらないね……。」
ヒノ「今、痛い人は?マーノかな?」
マーノ「うん……。」
ディピードロ「私も回復残ってるよ。」
ヒノ「じゃあ、アンクかな。」
指揮役2人は回復多いな……。しかも底力もみんな持ってるからなあ。
 
ディピードロ「そして、私!マーノにヒーリング・ワード。牛(ウォーダー)はhp高そうですよね。」
ヒノ「というか、ダメージに耐性があるから固いんだよね。」
ディピードロ「じゃあ!今とったパワー!コンセイクレッテッド・グラウド!ダメージ床で。重傷になった味方は回復する。敵はダメージ。」

次はホガー。
ホガー「よっしゃー!やったらー!異端者殴る」
一同「「おおー、やる気まんまんだw」」
ホガー「殴る!(コロコロ)ううん、クリティカルー!」
一同「「おおーー!!」」
ホガー「25点!」
アンク「25だと……64(総ダメージ)?」
DM「死んだ。」
マーノ「さすが撃破役。」

異端者の番!
アンク「1d10振りまーす。」
DM「レイン・オヴ・スチールか……。」
アンクはレベルアップでダメージを振りまくパワーをとっていたのだ。
DM「アンクに呪い、いくら行ってる?ああー、でもダガーで殴るしかない。」
異端者はアンクに隣接していたので遠隔パワーはリスクが高かったのだ。
DM「ダガーちょろっと6点ダメージ与えて終わり。」
と思ったら横からモー先生がちょこちょこ殴ってくる。
マーノ「モー先生。24反応。14点ダメージ。」
そしてブロンズ・ウォーダーの番。
DM「ランページのチャージ!失敗。ランページが使えないと何もできないんだよコイツ……。ヒノにグレートアックス16点。」
ヒノにダメージを与えて……。
アンク「ヒノに回復が欲しいかな。」
ゲルノク「実は俺もヤバいんだよね。」
アンク「ああ、継続ダメージか。」
アックススイープの継続ダメージが続いてるのだ。
ゲルノク「じゃあ、牛殴りますか。」
DM「いいだろ、フィギュアの向きは」
ゲルノク「気持ち気持ち。レイ・オン・ハンズして、移動をマイナーに変えてディバイン・チャレンジ。」
このディバイン・チャレンジが後々地味な効果を発揮します。
 
マーノのショック・スフィアは弾き、ニスロクがエルドリッチ・ブラストを外す。レベルも高い、防御値も高いウォーダーはダメージ耐性も含めて最強の存在なのだ。
攻撃パワーが単調で地味なの以外。
アンクも攻撃を外す!
DM「いいぜぇ……みんなの苦痛に歪む顔!」
ホガー「もう君たち二人死んでるねんで。」

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ヒノ「アンクにコマンダーズストライク!」
アンク「ハズレー。」
ヒノ「じゃあ、シフトして。自分を回復。あ、重傷抜けた。(コンセイクレイテッドグラウンドに)折角乗ったのに。」

ディピードロ「うーん、回復飛ばすかな……。」
マーノ「あと2ターンは大丈夫やで。」
ディピードロ「ヒム・オヴ・リサージャンス!範囲内の味方にセーブ。敵はヒットしたら伏せ。」

ホガー「よし!じゃあ、武器を持ち替えて……。(コロコロ)ファンブル。」
異端者は再びアンクにダガー。実はテレポートで逃げる手段があったのだが、敵のヒット待ちだったのだ。
しかし続くアンクもモー先生も攻撃を当ててはくれなかった。
ウォーダーがアンクを殴り重傷に。
 
ゲルノクは攻撃を外すものの、自分をレイ・オン・ハンズで回復させた。
マーノ「セーブダメなら次はポーション飲むし。モー先生で、殴る!ヒット。」
ディピードロ「あ、ウォーダーのとき、床からダメージ出るんだった。」
DM「いいよ、いくら?」
ディピードロ「(コロコロ)3点。」
DM「カン。まぁ、床から若干浮き上がったんじゃないか?」

アンク「異端者を殴る!ヒット!」
DM「クローク・オヴ・エスケープで!ヒットした瞬間に5マス瞬間移動する。」
これで異端者の攻撃の幅が広がる。
アンク「離れられると面倒臭いんだよな。」

アンク「AC21でブルートストライク」
DM「弾いた。ハッキリ言って強いぜー!でも、アックス振るくらいしかないんだよ。ランページしてえよ。」
ヒノ「挟撃位置に行けないかな、あ、でもコマンダーズ・ストライクが届かない。シフト、素で殴る。AC23。」
ヒノが殴ってくるとか珍しいことだよ!
DM「ハズレ。」
牛周りは散々。

ホガー「じゃあ、反対側から異端者を射る!ヒットしてパワー・ストライク!」
DM「パワー・ストライクは近接攻撃だけ。」
ホガー「フューリアス・アソールト!」
そうだった、ハーフオークは追加ダメージのパワーがあるんだった。
ホガー「もう(異端者は)落とせそうだよね?アクション・ポイント。あー。(出目が悪かった)」
アンク「あー!失敗した!さっきのブルートストライク当たってたんじゃないか?アクション・ポイントだから。」

ディピードロ「そこから降りたらいいんじゃないかな!」
DM「異端者はゲルノクにサーペント・カース!意思15」
ゲルノク「うむ、弾いた。」
DM「あれ……?」
一同「「おーー意思高い!」」
ディピードロ「あーそうかー、パラディンだもんなー。パカディンになってるけど。」
説明しよう!!ゲルノクのキャラシーは書き間違いでパカディンになっているのだ!


マーノ「じゃあ、モー先生で殴ろうかな。モー先生、hpとか無いんだって。なんか、ふわふわした存在だって。
概念みたいな。」
アビサル・モーは概念。
マーノはクラウド・オヴ・ダガーズを当て、チョロチョロ削る。ニスロクはのエルドリッチ・ブラストは通らず。
アンクのブルート・ストライクも再びハズレ。
高レベル兵士役のブロンズ・ウォーダーさんの防御値は非常にバカバカしいくらい高いのだ!
ヒノはバトル・スタンダードを立てる。林檎が見つからなかったのでカエルになった。
ホガー「よし、じゃあ当てる!!当てたら勝ちだからね……。(コロコロ)帰りたい!!」
一同「「あーー。」」

DM「ゲルノクにインファーナル・フレイム。継続ダメージ5[火]。」
ゲルノク「また火か……。ヒゲが。」
ディピードロ「チリチリに……。」
とりあえず位置取りの為に移動したブロンズ・ウォーダーにアンクの機会攻撃がヒットし、足を止められる。
卓越の戦士なぇ……。
ブロンズ・ウォーダーはとりあえず放っておいてティーフリングをやっつける方針に。
マーノ「クラウド・オヴ・ダガーズ!」
DM「死んだ……。ではティーフリングの異端者が死んだことで、ブロンズ・ウォーダーがブスンブスンと煙を出して停止した。」
 
マーノ「全員殺してしまった……。」
ゲルノク「情報が無い!」
アンク「とりあえず、漁ります!なんか手紙とか持ってないの」
DM「では、そうするとだね、ティーフリングの片割れから巻物が3本入った小さな肩掛けカバンが見つかる。」
DM「内容はこうだ。ヤツらを早急に片付けること。手段は問わない、ブロンズ・ウォーダーを一体連れて行くといいだろう。
ヤツらを殺したら、その死体はノールへ届ける事。」
DM「もう1本はPの封蝋が押してある。内容はこうだ。黒牙族の偉大なる族長にしてイーノグフに選ばれし者たる、
マルドリック・スカーメイカー殿へ。我らの変わらぬ友情の証として冒険者達の死体を届ける。是非その血を賞味されたし。
パルデマール。」
DM「もう1本はラビリンスの地図で、しるしのそばには『黒牙族』と記されている。」
 
連れ去られた村人達を追って、ノールが根城にしている「デーモンの井戸」へと冒険者達は飛ぶ!
風雲急を告げる雷鳴山の迷宮、冒険者達をまつ黒牙族とは!!待て次回!!