雷鳴山の迷宮 第3回 (D&D4E)

雷鳴山の迷宮 第3回目

 

前回迄のあらすじ

いろいろあって、角砦まで来た。

メンバー

アンク

長柄武器を愛してやまないドラゴンボーンのファイター(ウェポンマスター)。

パーティ随一の常識人の地位を取り戻すべく、頭をひねる!

 

ディッピードロ

知識の神アイウーンに仕えるティーフリングのクレリック

のはずが、知識のためですから!を連呼しながら、財宝を探し求め続ける守銭奴。

「ダメージが出ないんですよね……。」がパワー選択の基準。

 

マーノ

世間知らずという体の無属性ヒューマン・ウィザード 。

相棒はダメージ床とフレイミング・スフィアー先生。

パーティの方針は、笑って見守る。

 

ニスロク

無口のクールキャラという体の地獄ウォーロック

敵を呪い殺しては、一時hpを得てヌルヌルしている。

パーティでは結構まともな意見を述べる方。

だが、よくボソっと良い一言を言っている。

 

アドル

安定したダメージを出し続ける弓レンジャー。

敏捷力をACに足し忘れるのがチャームポイント。

割込パワーが今回は炸裂していた。

パーティでは、迷走しかけた探索を元に戻す役割が多い。

 

ゲルノク

大切な壁であるドワーフ・パラディン。

シャドウフェル城で洗濯機トラップにハマった心理的後遺症なのか前回はおやすみしていたが、

自分探しがてら雷鳴山に辿り着く。がまた何か大事なものを探しにどこかに行った。

 

 

最初の部屋でオークと戦ったが、二匹逃げてた。

次の部屋への扉を前に作戦を練る冒険者たち。

DM「扉に近づくと槌振るう音が聞こえてくる。」

マーノ「〈隠密〉しますか。」

アンク「ん?逃げたヤツいるんじゃないか?蹴破って突入でいいんじゃね。」

 

いつものパターンだが…それしかなかろうね。

 

中ではドゥエルガルの鍛治がオークを助手にして仕事中だった。

逃げたオークが既に情報を伝えているので、すぐさま迎撃体制に。

鍛治長ウルヴォル「お前ら!根性見せえ!ワシの顔に泥を塗るなよ!」

 

突出してきたニスロクを挟撃するも、アックスを振るうだけのオークでは押し切れず。

隣の部屋から出てきたドゥエルガルの斥候がヒゲ針を飛ばす。

DM「このヒゲ針、遭遇1回なんだよね。」

アドル「そんなゴッソリ抜けるのか!」

ドゥエルガルのヒゲ針は硬いヤツが一本生えるらしいね。

ニスロク「伏毛 みたいな。」

ヒゲでバランスでもとってるのか、ドゥエルガル。

 

ダメージ床と、ファイターの標的でジワ削り。

横を抜けて移動しようとすると卓越の戦士という閉所での戦闘に強いファイター。

DM「これ、当たったら足止まるのか?」

アンク「止まりますが何か?」

DM「ウェポンマスターなんか禁止になったらいいのに!」

 

ドゥエルガルの斥候はその闇にかき消えるパワーを活かして、身を隠す!

よっしゃ、挟撃だ!と思い、冒険者たちの反対側に出るドア方面に向かうも、次のターンには出現する事に気付いた。

DM「ここに出てきた……。」

一同「なんでそんな位置に。」

DM「何でだろね……。」

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ジリジリ押されている角砦の面々を有利にするべく、地形を活かして挟撃を狙うオークたち。

しかし、小さなドアが一つだけという部屋の作りはオークたちに冷たかった。

DM「また出口に詰まった……。」

マジックアイテムのチェインメイルを装備して、PHBクレリックにしては硬いディッピードロが廊下へのドアを塞いでいたのだ。

望まない形でまたもや戦場が二つになってしまった。

仕方ない、当初通り正面から押すかと引き返すオーク。

アドル「挟撃狙って回って来たのに帰って行くって何しに来たんだ。」

何しに来たんだろうね……。

 

冒険者たちの高めのACに悩まされていたウルヴォルは、催涙ガスで突破口を開こうと画策。

アンク「そこだとオーク巻き込まない?」

DM「巻き込むけど、君たちを盲目にできれば、多少有利になるし。」

結果、オークに命中、冒険者たちにはそこそこという最悪の形に。

ニスロク「泥塗ってるのはお前じゃないか。」

ウルヴォル「ち、ちが、そんなつもりじゃ。」

 

結局、井戸に滑り落とされたウルヴォルを叩いて(ひでえ)遭遇終了。

ウルヴォルの私室から髑髏笏を回収し、細い橋を避け、廊下を通って南砦へ。

食糧庫で大休憩を取り、マーノは呪文書からスリープを準備。

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そして大広間の扉を開けた!

食堂として使われていたその部屋には、奴隷にされていた無辜の民が!

しかしそこで食事をしていたのは、ドゥエルガルの闘士ランダール!

DM「ランダールは、ウォーハンマーで殴るよ。」

アンク「またウォーハンマーか。」

DM「ウォーハンマーが大好きなんだよ!ドワーフとおんなじだよ。」

 

マーノ「人間はどうしますか。」

ニスロク「降伏すれば危害は加えない、みたいな。」

アンク「こっちにこいとかでいいんじゃない?」

ディッピードロ「おかしな事をしたら、殺す!」

アンク「あなたねぇ、何でそういう事を言うの。」

ディッピードロ「異教徒は殺せ?みたいな?」

DM「弱いものには滅法強いからね……。」

 

ドゥエルガルがガタガタと立ち上がると戦闘開始。

ドゥエルガルの衛兵「曲者だー!」

と声をあげると隣の部屋から音が聞こえてきた。

 

ニスロク「エルドリッジ・ブラストした後に移動。」

DM「機会攻撃する。」

アンク「じゃあ殴るよ。(ファイターの標的)」

DM「くっそー!」

 

そんなこんなしてると隣の部屋からドゥエルガルの斥候も登場。

DM「ウォーハンマーで殴って5点。」

ディピードロ「ふふーん。」

DM「ウォーハンマーじゃ倒せないよ……。」

 

ここで、冒険者たちは後ろから回り込んで来た伏兵に対して、戦線を二つに分けることで対応した。

メイン戦場のランダール側にはアンク、ニスロク、サブ戦場の斥候と衛兵側にはアドル、ディッピードロ。

中央にマーノが構える形に。

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斥候は衛兵とコンビを組み、ディッピードロを挟撃する。

斥候の運用が意外と難しくて、不可視になるのを忘れたり、移動してから不可視になったりと色々やっちまってる感。

 

ランダールとアンクが対戦の構図に、ランダールのダブルアタックが、硬いアンクの防御も削りとる。アンクが重傷に。

 

マーノ「サンダーウェイブ。噴射って不可視にペナルティある?」

DM「無いね。」

サンダーウェイブをしこたま受け、壁にぶち当てられる可哀想なドゥエルガルの斥候。

 

ディッピードロ「ヒム・オヴ・リサージャンスが使えるのだが…味方がいないともったいないな。」

小さな決断の積み重ねがどんどん状況を作り上げていく。

 

斥候が消えた状態から、ニスロクに攻撃!

ここでやっと不可視からの追加ダメージに気づく。

 DM「追加で4D6のダメージが…全部で31点」

一同「31!?」

DM「俺、ここに来て初めて優勢なんじゃね?勝てるんじゃねこれ!?」

そして運命の次の手番はドゥエルガルの闘士ランダール!

頑張れランダール!良いぞランダール!

ダブルアタック!

DM「当たって8点」

ニスロク「死にました。(気絶)」

DM「2回目も当たってー14点。これがマイナス23まで行けばコンプリートデスです。」

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一人倒れてお通夜みたいな空気がスタートする一行。

アンクが攻撃するも、出目が死亡。

 

ニスロクのターンでデスセーヴ1回目。

ニスロク「(うめく様な声で)し、死ぬ……。」

ニスロク「あ、失敗。」

DM「ワンナウト!スリーアウトでコンプリートデスね♪」

ディッピードロ「即応・割込、リターン・フロム・デススドア。セーヴを成功にさせ、回復力1回分使用。」

 

ここが今回のハイライトだった。クレリックの回復能力は想像以上だった。まさか倒れてる状態に割込かけるとは。

 

マーノ「じゃあ、スリープだね。」

ニスロク「私は、寝る。」

ニスロクには効かず、ランダールと斥候が減速状態に。

ふいに来た眠気に足元がおぼつかない!

 

ディッピードロの移動で悩む一同。

ディッピードロ「ここでセイクリッドフレイムするとアドルに一時hpが着けられるんですよ。」

アドル「俺に一時hpとか珍しいことだな!」

 

疲弊した一同は、回復を意識し始める。

底力を含めて考えると、本当に取り回し良いデザインになってますよね。4版。

マーノ「ポーションって誰か持ってない?」

バッグの底からワサワサ出てくるポーション・オヴ・ヒーリング、忘れてただろ?君たち。

 

ランダールの番!

DM「減速か、セーヴ成功すりゃいいんだよ(フラグ)。ダブルアタック!アンク倒す!」

そして、スリープのセーヴィング・スロー!

DM「ギャー、セーヴ失敗ーー!」

自分でフラグ立てて、漏れなく回収してるんだから世話ない

DM「寝た…。」

 

寝てしまったランダールさんフルボッコ祭り開催!

アンク「え、クリティカルでいいの。34点。」

DM「重傷…。そうすると、ぷくーっと膨らむ。」

ニスロク「邪魔だなあ。」

マーノ「邪魔だなあ。」

 

寝てしまったランダールさんは、寝てから膨らんだものの、セーヴィング・スローを振る前に一日毎パワーを叩き込まれまくられ、死亡。

お前、身体が膨らんだのちょっとした隠し芸みたいなもんじゃないか……。

 

ランダールが倒れたのを見て、逃げ出すドゥエルガルの斥候と衛兵。衛兵はアンクの「卓越の戦士」で足を止められる。

命からがら逃げ出した斥候を追いかけるニスロク。

アンク「ここでエルドリッジ・ブラストがクリティカルですよ。」

コロコロ。

ディッピードロ「おーキター!」

マーノ「おーキター!」

ニスロク「アハハハハ!」

ほ、本当にクリティカルした。

アドル「俺たちの見えないところで凄惨な光景が。」

DM「ピシャッ(斥候が消炭になる音)」

ニスロク「爽やかな顔で戻ります。」

 

アンク「奴隷の人たちを助けよう。」

ディッピードロ「それで?貴方たちは?私たちに何を施してくれますか?」

一同「おいおいおい!!」

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奴隷たちは角砦に残るのを嫌がったが、冒険者たちも角砦の攻略にブランクを開けるのが嫌がったため、セーフキャンプに匿うことにした。

セーフキャンプにすし詰めになって大休憩。財宝を漁りランダールからはドワーヴン・グリーブスをゲット。

ランダールは小さな鉄の鍵も持っていたが、東砦には鍵のあうの合う物品がなかった。

 

狩猟記念館でマインドフレイヤーの剥製に出会い恐れおののく一同。一同。

なんてもんを狩ってたんだミノタウロス!

 

西砦には北砦の細い橋を渡って侵入することを決定し、今回のセッションは終了。