雷鳴山の迷宮 第2回 (D&D4E)

雷鳴山の迷宮のネタバレしか含まれてませんので注意!

 

(前回のあらすじ)

とりあえずブラッドリーヴァーズをぶっつぶすために千眼堂と呼ばれるダンジョンに足を踏み入れた冒険者たち。

ホブゴブリン達を倒しつつ奥深くへと侵入する!

 

 

メンバー

アンク

長柄武器を愛してやまないドラゴンボーンのファイター(ウェポンマスター)。

パーティ随一の常識人の地位を取り戻すべく、頭をひねる!

 

ディッピードロ

知識の神アイウーンに仕えるティーフリングのクレリック

のはずが、知識のためですから!を連呼しながら、財宝を探し求め続ける守銭奴。

「ダメージが出ないんですよね……。」がパワー選択の基準。

 

マーノ

世間知らずという体の無属性ヒューマン・ウィザード 。

相棒はダメージ床とフレイミング・スフィアー先生。

パーティの方針は、笑って見守る。

 

ニスロク

無口のクールキャラという体の地獄ウォーロック

敵を呪い殺しては、一時hpを得てヌルヌルしている。

今回から大化けする。

パーティでは結構まともな意見を述べる方。

 

アドル

安定したダメージを出し続ける弓レンジャー。

敏捷力をACに足し忘れるのがチャームポイント。

割込パワーが今回は炸裂していた。

パーティでは、迷走しかけた探索を元に戻す役割が多い。

 

ゲルノク

大切な壁であるドワーフ・パラディン。

シャドウフェル城で洗濯機トラップにハマった心理的後遺症なのか前回はおやすみしていたが、

自分探しがてら雷鳴山に辿り着く。

 

 

北の扉から部屋に押し入る一行。

その部屋には、ドゥエルガルと呼ばれる黒ドワーフたちが暖炉の前でくつろいでいた。

ドゥエルガル「な!何者だお前ら!おーい!助けてくれー!」

といういささか情けない声から遭遇開始!

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狭い部屋で戦いにくいな……と思いながらドゥエルガルを動かすんだが、

冒険者たちに押されている。

暖炉に押し込んでやる!と意気込んでみたが、[火]耐性を持ってる人ばっかりで絶望した!

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「今行くぞ!」と駆けつけたホブゴブリンの戦闘魔導師も狭い戦闘空間に

上手く適応できず、微妙な攻撃を繰り返す。

最後に放ったフォース・パルスがいい感じに冒険者達の回復力を減らしたところで

あえなく戦闘魔導師も沈み終了。

 

奥の部屋へと進む一行。

DM「ここの扉には鍵がかかってるね。」

アンク「〈盗賊〉持ってるヤツいねーぞ!」

ニスロク「あ、私持ってる。」

一同「早く言えよ!」

コロコロ

DM「開きました。」

最後の最後に行ってもらうはずの部屋が……。

 

他の部屋よりも調度品等が良い部屋だった。

部屋の奥にはいかにもな宝箱が。

DM「このチェストボックスには鍵がかかってるね。具体的には〈盗賊〉で難易度25の。」

ディッピードロ「壊せませんか?」

DM「時間をかけりゃ壊せるだろうけど……。(え、ここで戦闘になるとキツいんだが)」

アンク「中身まで壊してしまうかもしれない。技能サポートできない?」

サポートの結果、+3のボーナスを得たアドル

(コロコロ)出目20

あ、ありえねー!Lv.8相当のマジック・アイテムとポーション・オヴ・ヒーリングをゲット。

マジックアイテムはマスターズ・ワンド・オヴ・エルドリッヂ・ブラスト+2に。

 

もどって大広間の扉を開けた一行。

 

クランド「お前らが我が根城を荒らして回った連中か!そのツケは高く付くぞ!」

 

と戦闘開始。

開幕でホブゴブリンの弓兵のクロスボウが2回ともディッピードロにクリティカルし、

いきなりhp0に。

 

ニスロク「まずい。頭数を減らす。」

 

再近接の弓兵にエルドリッジ・ブラストがクリティカル。

クリティカル・ヒットすると+2d8の追加ダメージって書いてあるんだが。

hp持ちの弓兵が一撃で落とされるなどの貴重な経験をしつつ戦闘は進む。

 

ゲルノク「ここかぁー!ワシの自分はここかぁー!」←自分探し

ホブゴブリンの歩兵「クランドさま!今、お助けしますぞ!」

ホブゴブリン「ちょっとなんでここで立ってるのよ!」

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増援で挟撃を狙うはずが、入り口でたちんぼしてたドワーフ・パラディンが邪魔で部屋に入れないという……。

大きな戦場を形成する狙いが戦線が2つ形成されてしまった……。

マーノのフレイミング・スフィアーが炸裂し、移動困難地形と撃破役の大ダメージであっという間に

モンスター達が駆逐されていく。

クランド「おのれ……。」(ガク)

クランドの懐を漁ると、一通の手紙

「奴隷売ってくれ。1000gpで。 マーケルモール・グリマーズール」

DM「冬越村の村人は売られていってしまったようだね。」

一同「な、なんだってー!」

DM「あ、あと鍵が見つかる。」

アンク「あの宝箱の鍵だ!」

ご明察。

 

さて冬越村の村人達は既に売られた後だった。

行き先を探すべく七柱の大広間へと舞い戻る冒険者達。

マーノ「なんか手がかり無いですか。〈事情通〉で。」

DM「グリマーズール氏族の交易所が大広間にあることが分かった。」

ディッピードロ「行きます!」

ドゥエルガル「商人でも魔導師でも無いようだが、何のようだ?」

一同「……。」

え、えーと。

アンク「どうするんだよ。」

「……。」

マーノ「また来ます!」

行くだけ行って何も考えてなかったご様子。

アドル「執行官(エンフォーサー)のブラッグに何か聞けないですかね。」

ブラッグ「七柱の大広間でもめ事がおきなきゃいいんだ。他の場所で起きたことについては俺はしらん。」

他の客「グリマーズールについて知りたければゲンダーっていうドラウに聞けばいいよ。骨董品屋やってる。」

ゲンダー「場所は教えても良いが、スカル・セプターを取り戻してきてくれ。」

なんとかグリマーズール氏族の巣食う角砦(つのとりで)についての情報を得た冒険者たち。

 

アンク「ちょっと状況を整理しよう!」

どうも悪事が横行し、奴隷などの人身売買が普通に行なわれている雷鳴山の迷宮で

倫理観が揺らぎだした冒険者達

ディッピードロ「このグリマーズールは何も知らずに奴隷を買った善意の第三者なんじゃない?」

どうも、ここら辺が難しいなーとは思うんだが

DM「とにかく冬越村からさらわれた人を助けるということが大事です。」

本当はもう少し話したが、なんとかシナリオを本筋に。

 

ディッピードロ「はい!ぶっこわします!」

 

あんた本当にクレリックか!

 

ゲンダーに場所を教えてもらった甲斐があってあっさり角砦に到着した一行

DM「入り口には落とし格子が落ちている。鍵がかかってる。〈盗賊〉で22。もしくは【筋力】で25。壊すならhp60。」

アンク「壊そう!」

〈盗賊〉って意外と使いたい時に使えない技能ですよね……。

落とし格子の隙間からの攻撃を狙って一列にならぶ冒険者一行様↓

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落とし格子がある限り、一匹しか攻撃できんオークの狂戦士。

1体攻撃してターン終了するので、「動けよ!」というラブコールを冒険者一行から受けるはめに

(範囲攻撃を狙っていたらしい)

格子も2ターン持たずに破壊され、雪崩れ込んでくる冒険者。

結構大きい部屋かと思ったが、意外と位置取りに手間取る。

オークの狂戦士も次々に挟撃を狙ったが、

 

ニスロク「ここまで歩きます。機会攻撃カモン。」

 

ニスロクがアンクの《ファイターの標的》を意識した動きをするため、

オーク側にもどんどんダメージが積み重なる。正直暴れ役だけでは、このパーティには勝てないなあ……。

オークも4体が落とされたところで2体が逃げ出す……。

「おぼえてろよ!」

というところで次回につづく……。

 

今回はニスロクとアドルの動きが抜群に良くなった。

遠隔攻撃の機会攻撃、移動の機会攻撃を恐れてばかりだったパーティが、

hpの残量を見て、ガンガン動くようになったので、ファイターとパラディンのマーク能力が輝くんだよなあ。

今までのダメージ床でがんばる戦いから一転、スピーディでスリリングなゲームになった。

よかったよかった!