雷鳴山の迷宮 第1回 (D&D4E)

「シャドウフェル城の影」で冬越村の領主パドレイグ卿に頼りにされるように成った冒険者一行は、

パドレイグ卿「なんか、ブラッドリーヴァーズって連中が辺りをウロウロしてるからぶっ潰して来て。村人も何人かかどわかされたし。」

と頼まれ、ブラッドリーヴァーズが根城にしているという雷鳴山へ。

 

メンバー

アンク

長柄武器を愛してやまないドラゴンボーンのファイター(ウェポンマスター)。

パーティ随一の常識人かと思ったら、わりかし脳みそ筋肉

 

ディッピードロ

知識の神アイウーンに仕えるティーフリングのクレリック

のはずが、知識のためですから!を連呼しながら、財宝を探し求め続ける守銭奴。

アストラルシールを再訓練で取ったあとに言ったセリフが「だってダメージ出したいじゃないですか!」

 

マーノ

世間知らずという体の無属性ヒューマン・ウィザード 。

今日もダメージ床の創造に余念がない。

パーティの方針は、笑って見守るタイプ。 

 

ニスロク

無口のクールキャラという体の地獄ウォーロック

敵を呪い殺しては、一時hpを得てヌルヌルしている。

パーティでは結構まともな意見を述べる方。

 

アドル

安定したダメージを出し続ける弓レンジャー。

武器習熟をパワーの攻撃ロールに足し忘れるのがチャームポイント。

パーティでは、迷走しかけた探索を元に戻す役割が多い。

 

ゲルノク

大切な回復手段であるドワーフ・パラディン。

シャドウフェル城で洗濯機トラップにハマった心理的後遺症なのか今回はおやすみ。

 

 

(以下説明)

雷鳴山は、大昔、ミノタウロスが建設した迷宮で、ミノタウロスたちがそこに暮らしていたのだが、

雷鳴山のミノタウロスたちは何かトチ狂ったのか、氏族の信仰対象であるバフォメットの信仰を捨て、SMの神様であるトログの信仰を始めたらしい。

これに怒ったバフォメットは、雷鳴山にすむミノタウロスを滅し、迷宮(ラビリンス)は廃墟となった。

廃墟には、多くの宝や、悪人が身をひそめるには最適な暗がり、入り組んだトンネルなど様々な要素が重なり、人と言わずクリーチャーと言わず集まって来ていたのであった。 

そんな雷鳴山を人さらい集団のブラッドリーヴァーズが根城にするのも不自然ではないだろう。

 

さて、雷鳴山の山を抜け、谷を抜けし、トンネルへ入って行った一行は、開きかけたドアの前にさしかかった。

ホブゴブリン「売り飛ばしてやる、ハーフリングめ」 

ハーフリング「金貨10枚で売るってんなら 20枚出すから見逃してくれんかね。」

この会話を聞き、とりあえず助けることに。 

アンク「隠密でドアに忍び寄り、ゴースト・サウンドでハーフリングに逃げるよう警告します。マーノが。」

マーノ「(コロコロ)隠密で5。」

「さすがにそれは気付いたね。」

アンク「こうなったら仕方ねえ、やっちまえ者共!」
 
といういつもの流れで総力戦に。
 

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狭い場所で上手く戦術的優位を取れないホブゴブリンたちを尻目に、マーノの創造したダメージ床がhpを削る。

結局、削り切られる形でホブゴブリンたちは全滅。残った一人も命乞いをし、逃げ出した。

ディッピードロ「(ハーフリングに)さあ、助けたんだから金貨20枚払ってもらおうか。」

パーティ「Σ(゚Д゚;」 「全力で止めます!」
 
助けたハーフリングのレンディル・ハーフムーン君の案内で七柱の大広間に案内される一行。
 
(以下説明)
七柱の大広間は迷宮(ラビリンス)のほぼ中心に存在している場所で、地下都市を形成している。
大広間には、迷宮や、雷鳴山を切り拓いて産出した財宝や、鉱物が集まってくる。
これらは、逆に地表の生産物や、現金と取引され、労働者や冒険者の収入と成るのである。
それらの間を取り持つ商売人や、地下労働者などを相手にした酒場、冒険者や隊商相手の宿屋などが開設されている。
大広間はサルーン魔導師団という政体によって管理されており、もめごとは調停者アルカニスと呼ばれる魔導師団のメンバーが、
また街の秩序は、執行官(エンフォーサー)と呼ばれるオーガのブラッグが守っている。
ブラッグは、街ににらみを利かせるついでに、住民に対するちょっとした嫌がらせや、税関で隊商から税を取ってたりする。
 
税関でたまたま監視を行っていたサルーン魔導師団のメンバー・オロントール(30)から、
君たち良い体してるね、ちょっと頼まれ事してくんない?と
同僚パルデマールの動向を探って欲しいと頼まれる。なんでも何週間も戻っていないとか。
何してるか分かんないどうにも怪しいので陰謀を企てていたらぶっつぶしてくれという頼みに、困惑する一行。
どうでもいいが、ぶっつぶしてくれという頼みばかりだな、脳筋パーティの宿命か。
 
街で、オロントールの依頼をこなすために、情報集めをするも、
どこに行って良いのか、何を調べたらいいのか分からない。
ディッピードロ「もう、何言ってるかわかんない、何にもわかんない(怒)」
キレた。
 
アドル「とりあえず、ブラッドリーヴァーズをぶっつぶしたらいいんじゃないですか。」
とレンディルの案内でブラッドリーヴァーズの根城、千眼堂に。
 (以下説明)
千眼堂とは、迷宮(ラビリンス)の中の一角、建物の体をしている箇所を指す。
なんでもトログ信仰の寺院だという噂である。
ブラッドリーヴァーズは、首領クランドを頂き、ここを拠点としている。
 

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入り口まで来た一行は再び計を案じる。
アンク「ゴースト・サウンドで、嘘のメッセージを伝えます。マーノが。」
マーノ「首領クランドさまが、荷を持って帰ったぞ!手を貸してくれ。」
見張りのゴブリン「クランドさまは中にいるぞ!襲撃だ!出合え出合え!」
アンク「こうなったら仕方ねえ、やっちまえ!」
またなし崩しで戦闘が……。

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鍵のかかっている扉を蹴破ろうとして、アンクの足がしびれたり、
バルコニーからゴブリンがクロスボウを射かけたりして、またもグダグダの戦闘に。
 
というか、道が狭い上に入り口にPC達が立っているのでモンスターはうまく位置取りが出来ない。
バグベアも挟撃を狙っていたが、これが全然こっちまで進んできてくれない&相手がミスしないので
ゴブリン・タクティクスも発動しない。
しかも撃破役は二人とも遠隔なのでこれも当然タクティクスが発動しない。
相性悪すぎである。
 
またもダメージ床と、撃破役の遠隔攻撃で番兵部隊は終了。
サモン・シャドウ・スネークで行けるところは隅々まで探索した一同は、
正面の2枚扉を避け、北の小さい扉に押し込む事にしたのだった。

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というところで今回は終了。